mikoto用のデータを、RokDeBone2で使用するには。


RokDeBone2 ver1.0.6.2から、標準機能として、mikoto用のmqo読み込み機能が付きました。
mqo読み込み時に、「mikoto形式のポリゴンのボーンデータを含む」を選択してください。




   読み込み倍率は、5から8倍がいいと思います。

   関節の曲がり方に、問題がある場合は、影響度の設定方法で、
   影響範囲の設定を調整してください。


   また、今のバージョンは、アンカー形状に制限があります。
     へこんだ形状には、対応していません。
     1つのアンカーに、複数の立体を指定することは出来ません(これをすると、アンカー内に頂点が入っていないと判定されます)

   mikotoデータ読み込み時には、RokDeBone2の、階層構造エディタでの、影響ボーンの設定機能は、使えません。


   GENKIさんのホームページにmikoto形式データをRokDeBone2で使うための解説があります。
   こちらもあわせてご覧ください。
   http://homepage3.nifty.com/ghpk/e3d/e3d001.htm#rdb



///// 以下は、ver1.0.6.2以前の情報です


このページでは、mikoto用のデータをRokDeBone2で使用するための説明をします。
まずは、mikoto用のデータと、RokDeBone2のデータで、どこが違うのかを見てみましょう。

1,mikotoとRokDeBone2のデータの違い

大きな違いとして2つあります。
ボーンデータの入れ方の違いと、影響度の指定方法の違いです。

1−1、ボーンデータの違い

mikotoでも、RokDeBone2でも、ボーンデータは形状データに入れることになります。
それぞれのボーンの形状を、図で示します。



上の図が、mikoto用のボーンのデータです。
それぞれのボーンは、三角形データとして、入力します。

それに対して、RokDeBone2用のボーンのデータは、下の図のようになります。
ボーンは、線形上で入力します。
親子関係は、データには含まれません。
ボーンファイルというテキストファイルで、ボーンの名前と階層構造を、
一括して、指定することが可能です。





1−2、影響度指定方法の違い

次に、影響度指定方法の違いを、図で示します。




上の図が、mikoto用の、影響度を指定するためのデータです。
ボックスオブジェクトによって、範囲を指定します。

それに対し、RokDeBone2では、形状データには、影響度を表すデータは含まれません。
モデルデータ自体を、あらかじめ、パーツごとに分けておき、
RokDeBone2上で、
下の図に示す、影響を受けるボーンの指定ダイアログにより、指定します。
また、影響マップファイルというテキストファイルによる、細かい指定も可能です。





もっと、詳しく、RokDeBone2のボーンデータの作り方について、知りたい方は、
ボーンの入れ方のページをご覧ください。


2,mikoto用のデータを、RokDeBone2で使用するには

さて、2つのデータの違いが分かったところで、
データを変換してみましょう。

データの変換には、らんまるさんの作った、mikoto_to_RDBを使います。
mikoto_to_RDBは、ユーザーさんの支援ツールのページからダウンロードできます。

コマンドプロンプトに、命令を1個、書くことにより、
mikoto用のmqoファイルから、
RokDeBone2用のmqoファイル(out.mqo)と、ボーンファイル(out.bon)が作成されます。

つまり、三角のボーンデータが、線のボーンデータに変換され(out.mqo)、
ボーンの名前と階層構造が、ボーンファイル(out.bon)に変換されるわけです。

RokDeBone2を起動して、out.mqo, out.bonの順に、fileメニューから読み込めば、
mikoto用に作ったデータが、RokDeBone2で使用できることになります。

現在の、mikoto_to_RDBでは、ボーンの影響度については、まだ、実装されていないので、
out.mqo, out.bonを読み込んだ後、影響を受けるボーンの指定ダイアログで、
影響度を設定しなければなりません。
詳しくは、ボーンデータの入れ方のページの該当部分をご覧ください。

ですが、mikoto_to_RDBの今後のバージョンで、mikoto用のmqoファイルから、
影響マップファイルも作成する予定です。



影響マップ出力機能が実装されれば、
out.mqo, out.bonと、影響マップファイルを読み込むことにより、
面倒な設定をせずに、
mikotoにより近い形で、RokDeBone2上で、データを扱えるようになる予定です。


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